航空測量、空間情報サービスの開発・提供を行うパスコは11月1日、不動産仲介業務向けに地図情報を活用した不動産管理ソリューション「LandManager Realestate(LMR)売買版」の提供を開始した。

  • 「LandManager Realestate(LMR)売買版」システム構成(同社資料より)

    「LandManager Realestate(LMR)売買版」システム構成(同社資料より)

クラウド方式で提供される同ソリューションは、売買ニーズ、情報ルート、営業履歴などの情報の共有と一元化、売物件と買ニーズのマッチング、提案書の自動作成など不動産仲介における売買ニーズの収集から成約まで広い範囲で地図情報を活用した機能を搭載。同社が公的地図や都市計画、防災計画、区画整理などの行政関連の業務を手掛けてきた知見を活用した地図データをプラットフォームで提供する。

  • 「LandManager Realestate 売買版」売買ニーズ情報・情報ルート・営業履歴を一元管理・共有システム(同社資料より)

    「LandManager Realestate 売買版」売買ニーズ情報・情報ルート・営業履歴を一元管理・共有システム(同社資料より)

「LandManager Realestate(LMR)」(公式Webサイト)

「LandManager Realestate(LMR)」(公式Webサイト)

情報の管理機能では、売物件・買ニーズ情報を地図上に表示、時系列で管理する「情報ルート」や「営業履歴」もシステム上に集約。データを出力し、別途AIやBIツールなどで効果的に活用するといった使い方も想定できる。売買ニーズのマッチング機能は、任意で条件を設定可能、ニーズに最適な物件を迅速に検索。売主・買主への提案書の自動作成機能は複数の帳票形式に対応、物件案内書については、地図が必要な場合ワンクリックで出力でき、資料の出力や情報追記なども自動化可能だ。

「LandManager Realestate」は、デベロッパー向けの用地版も存在する。こちらは用地評価・取得・開発の情報を一元管理するソリューションとなっている。