インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月1日、社内公募で一定期間他部署の業務を経験できる制度「セレクトジョブ」を10月より開始したと発表した。就業時間の2割を目安に、半年間他部署の仕事を兼務する。社員が他部署で取り組んでみたい業務に自ら参加し、経験を積むことができる環境を整備することで、社員の成長と自律的なキャリア形成を促す。
具体的には、社内から募った業務および受入部署を全社に公表し、社員はその中から1つに応募することが可能。面談などを通じて受入部署・所属部署・応募者の3者が合意した後に、就業時間の2割を目安に半年間、他部署の業務に兼務で取り組むとしている。
同社は第1段階として、対象を若手中心の社員に限定して制度を開始。25名が19の部署へ応募し対象に選出された。応募者は本社の社員だけでなく、約1割が地方拠点からの応募だったという。今後、同取り組みの対象を拡大し、主体的なキャリア形成を促進する職場づくりを強化していく方針だ。