NTTドコモ(ドコモ)は11月1日、NTTSportictが提供するスポーツ映像ソリューション「STADIUM TUBE(スタジアム チューブ)」を5G(第5世代移動通信システム)に対応したパートナーソリューションとして法人向けに販売すると発表した。

同ソリューションは、AI(人工知能)カメラを活用し、スポーツ映像の撮影、編集、配信作業を自動で行うサービス。撮影から配信までのプロセスを自動化することで、少人数での対応が可能となり、低コストでの映像配信を実現できるという。

  • 「STADIUM TUBE」の 利用イメージ

具体的には、パノラマ映像が撮影可能な複数レンズ搭載のAIカメラ「Pixellot(ピクセロット)」を競技場などのスポーツ施設に設置し、会場全体のパノラマ映像を撮影。その後、AIが映像を解析し、プレーを追従した部分を切り出した映像を作成し、クラウド上へのアップロードまでを自動で行う。

AI処理により動きのあるプレー映像に絞ってアップロードすることで、伝送容量の低減が可能となり、固定回線を使わずとも安定した試合のライブ配信が可能になるとしている。

公共スポーツ施設での利用者への映像提供や、スポーツチームでの動画を用いた練習振り返りや試合の配信などの利用シーンが想定される。ドコモは今後も、5Gの特徴である高速・大容量通信を生かした新たな映像ソリューションを展開していく方針だ。