ダッソー・システムズ、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、、シスコシステムズ、京都スマートシティ推進協議会、京都府の5者は11月1日、国土交通省のスマートシティモデル事業に選定された「スマートけいはんなプロジェクト」の令和3年度事業「グリーン・サステナブルけいはんな事業」を共同で推進すると発表した。
同事業の下、ダッソー・システムズは令和2年度に構築したけいはんな学研都市の3次元モデル「けいはんなデジタルツイン」の機能を拡張し、モビリティに関するさまざまな実証実験の結果を一元的に可視化するほか、洪水氾濫などのモデリングにも取り組む。
NTT Comは、市中のIoTデバイスなどのデータをリアルタイムに収集・活用して社会的課題を解決するSmart Data Platform for Cityを中心とした、スマートシティを実現するための都市OSを提供し、防災やモビリティ観点で社会課題解決の検証を行う。
シスコは、これまでの京都府との「京都スマートシティ」の取り組みにおいてけいはんな学研都市内に設置したデジタルサイネージやスマートライティングなどの先端的サービスと、都市OS、都市デジタルツインの連携を支援する。
京都スマートシティ推進協議会は、これまで「京都ビッグデータ活用プラットフォーム」を通じて整備を進めてきたデータ連携基盤と、都市OSや都市デジタルツインとの連携を支援する。
京都府は、本事業を通じて、誰もが安心・安全に暮らせる都市、新しい産業が絶え間なく創出されるイノベーション都市、持続可能で「誰一人取り残さない」都市という、けいはんな学研都市が目指すスマートシティの実現に向けた課題整理およびその解決に必要な方策の推進を図る。