カゴヤ・ジャパンは、データセンターを利用したプライベートクラウドのニーズが増えていることに応えるため、関西文化学術研究都市に構えるデータセンターを増床し、2021年11月1日より提供開始すると発表した。今回、1フロア526.34平方メートル(200ラック)を増床する。

同社のデータセンターは、けいはんな学術研究都市に立地し、付近の1級河川から2km離れた高台で津波や洪水などの自然災害が発生するリスクを抑えることができる。また、特別高圧2系統受電による安定した電源供給を実現するとともに、空調方式として、床吹き出しと比較してホットスポットが発生しにくい壁吹き出し方式を採用している。

冬期は冷涼な外気を冷水製造に直接利用するフリークーリングや冷水蓄熱タンクの採用により、安定した冷却効果と省エネルギーを実現している。

  • カゴヤ・ジャパン けいはんなラボ(データセンター)

今回の増床によってデータセンターの収容能力を向上させることで、提供しているクラウドサービス「FLEX」の増強と併せて、サーバ設置スペースを貸し出すハウジングサービスの利用を希望する顧客のご要望にも柔軟に応えることが可能となった。