電通デジタルおよび電通は10月28日、Twitter Japanと共同で構築した、Cookieレスに対応したデータ基盤「Twitter Data Hub Omusubi」(以下、Omusubi)の提供を開始すると発表した。
電通デジタルおよび電通はTwitter公認の開発オフィシャルパートナーとして、Cookieを使わずにセキュアにID単位でのデータ連携を可能にするために、「Omusubi」を開発したという。同サービスは、Twitterから提供されるインプレッションやエンゲージメントのデータと外部データである購買データをセキュアな環境で連携可能だ。
「Omusubi」環境下では、Twitterの広告配信データに加えて、クライアント企業が持つファーストパーティ・データや、電通グループが保有するセカンドパーティ・データを連携した分析が可能である。現在規制が進むサードパーティCookieを使用しないため、ユーザーのプライバシーを保護しながらも、クライアント企業の高度なマーケティングを達成できるという。
従来のTwitter広告の評価はクリック率や動画視聴率の測定にとどまっており、実際の購買への貢献が不明瞭だった。しかし、今後は「Omusubi」を使用することで、オフラインでの来店や購買への影響も検証できるようになったとのことだ。さらに、「Omusubi」では広告に対するエンゲージメントも組み込んで分析できるため、製品に興味を持った客層や属性を可視化できる。