大日本印刷(DNP)は10月28日、コミュニケーションアプリ「LINE」と共に提供している「LINEチラシ メディアフォーマット」について、スマートフォンで撮影した処方箋を調剤薬局やドラッグストアなどへ送信することで、処方された薬を短い待ち時間で受け取れる「処方箋送信機能」を追加したことを発表した。同日より提供を開始する。

  • 患者はLINEアプリから処方箋を送れるようになる

同機能によって、患者が「LINEチラシ」の店舗ページから「処方箋送信機能」へアクセスして処方箋の画像を送信することで、調剤薬局では処方箋が自動で印刷され、患者の来店前に薬を準備できるようになる。さらに、患者は受付完了や薬の準備完了といったメッセージを薬局のLINE公式アカウントから受け取れるという。

加えて、同機能を利用することで電子的に処方の履歴が残せるため、薬局は服薬フォローができるようになる。また、「LINEチラシ」を介して店舗や商品の告知もできるため、店舗近隣住民への情報提供や、地域の「かかりつけ薬局」としての生活者との継続的な関係構築にも寄与するとのことだ。なお、処方箋送信機能の基本料金は1店舗あたり月額1100円。