東急不動産、JR東日本、竹芝エリアマネジメント、MONET Technologies、KDDI、kmモビリティサービスらは10月27日、東京都港区と共に提案した「都心区における旅行者・居住者向けマイクロツーリズムの実証実験」が、国土交通省の公募に採択されたことを発表した。
同実証実験は2021年11月12日から12月6日まで、東京都港区の浜松町・竹芝エリアおよび高輪・白金・白金台エリアにおいて「グリーンスローモビリティ」を運行するもの。これにより、旅行者や居住者が近隣地域の観光を楽しむ「マイクロツーリズム」を促進し、地域の活性化を目指す。
グリーンスローモビリティとは、時速20キロメートル未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスのことである。環境への負荷が小さい点や狭い路地でも通行可能な点から、観光地や高齢者の移動手段として着目されている。
浜松町・竹芝エリアでは、オンデマンドモビリティによって近隣エリアにおけるラストワンマイルの移動手段を提供する。スマホアプリからの予約が必要だが、だれでも無料で乗車でき、東京タワーやウォーターズ竹芝、東京ポートシティ竹芝などに停留する。
高輪・白金・白金台エリアでは30分または60分の周遊ルートを設定し、乗客同士のコミュニケーションが弾むような限定コンテンツを提供する予定だ。高輪ゲートウェイ駅や八芳園、グランドプリンスホテル高輪などに停留する。