connectome.designは10月27日、部署や会社をまたぐ協働によるAI開発環境構築を簡潔化して社内AI活用を促進するSaaS型の開発プラットフォーム「metabase」の提供を開始すると発表した。

  • 「metabase」システム概要図

同サービスはAIプロジェクトの実行ノウハウや、開発したモジュール、学習用データなどを拡張可能かつ流動可能にすることによって、複数のメンバーや部署、または会社をまたぐAIの開発および実行の協働プロジェクトをサポートするAIコラボレーション開発プラットフォームである。

また、同サービスはAWS(Amazon Web Services)上に構築されたSaaS型のサブスクリプションモデルサービスであるため、社内外からのアクセスが可能となる。また、同社は、AWSの利用状況に応じた従量課金制のモデルや、自社の専用環境で開発したい企業向けのエンタープライズ版も提供予定だ。

さらに同サービスは事例やソースコード、データの格納も可能であり、社内外のプロジェクトチームやインターン生などにAI開発環境を提供する際にも、機材調達・構築・運用管理に関する工数が削減できるという。

加えて、AIプログラムを動かす際に必要な環境構築の作業が不要であるので、非エンジニアでもAIを動かせるとのことだ。仮想マシンでの実行環境により、利用者はそれぞれ付与された仮想マシンにアクセスし実行する。