ミロク情報サービスは10月27日、情報セキュリティ対策製品「PCパトロールBOX」の提供を開始したことを発表した。同サービスはパソコンの設定や稼働状況を監視することで、情報漏えいやランサムウェア感染のリスクの軽減、労務状況の可視化をサポートするもの。

  • 「PCパトロールBOX」のサービスロゴ

同サービスでは、パソコンの起動や終了の時間を記録し、アプリケーションの操作やファイルのアクセス、印刷などの操作も自動で記録するほか、接続するパソコンのハードウェア構成、OS、アプリケーションのインストール情報、パッチの適用状況を自動収集する。

また、USBメモリをはじめとする外部メディアへの書き込みや印刷、許可していないWebメールやストレージの利用、SNSへの書き込みなどに制限をかけることができる。Webフィルタリング機能により、不正サイトへの誘導を防御し、マルウェアの感染リスクを軽減することも可能。

同サービスはアプライアンス製品のため、ネットワークに接続して、監視対象のパソコンにエージェントをインストールすればすぐに利用を開始できるのも特徴。

近年は、標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃が増加しており、情報漏えいのリスクが問題となっている。2020年4月には改正個人情報保護法の施行も予定されており、データの電子化や情報の取り扱いの厳格化が進んでいる点からも、情報漏えい対策は不可欠である。また、働き方改革やテレワークの促進によって、PCの利用状況や操作履歴、労働時間の実態把握に対する要望も高まっているという。こうした背景より、同社は、従来の情報セキュリティ対策製品「SOXBOXシリーズ」をリニューアルして、「PCパトロールBOX」の提供を開始したとのことだ。