AI技術の開発・提供を行うCogent Labs(コージェントラボ)は10月26日、Intelligent Document Processing(IDP)サービス「SmartRead」の提供を12月より開始することを発表した。
提供を開始する「SmartRead」は、AIにより顧客のさまざまなドキュメントから情報抽出・データ化を行い、ドキュメント処理を効率化するサービス。同社が2017年8月より提供しているAI OCRサービス「Tegaki」の機能を包含し、情報抽出・確認修正から管理にいたる機能を強化している。
AIによる高精度な文字認識エンジンは、JIS非漢字を新たにサポートするなど文字認識対象を拡大したほか、新たに文書仕分け機能を提供。ドキュメントのレイアウトの微妙な違いを高精度に識別するという。
また、従来の定型文書に加え、新たにドキュメント中の全ての文字を読取り(全文OCR機能)、検索可能なPDFとして出力する機能を提供する。活字だけえなく手書き文字も高精度に認識するため、各種メモや図面等で追記した手書きメモ等も検索可能だという。
さらに、新たに「タスク」という考え方を導入し、顧客のドキュメント処理に関するワークフローを効率化し、それにあわせて簡単に使える確認修正画面も提供する。また、役割に応じた権限を設定した運用が可能なグループ・権限管理機能を提供するということだ。なお、「SmartRead」はAPIも用意しており、RPAや顧客のアプリケーションと連携して利用可能となっている。