NTTテクノクロスは、同社の匿名加工情報作成ソフトウェア「tasokarena」(タソカレナ)の新バージョンにNTT研究所の新たな匿名化技術を搭載、11月17日より販売を開始する。対応OSは、Windows 10、Windows Server 2016、Red Hat Enterprise Linux 8.2、CentOS 7.9、CentOS 7.5。
「tasokarena」は、パーソナルデータから個人を識別できない匿名加工情報への加工支援を行うソフトウェアで、実在はしないがデータの性質を維持する合成データを生成し、少ないデータからでも大量の合成データを生成することで分析や機械学習などで活用できるようにする。新バージョンとなるV4では、NTT社会情報研究所の各属性の特徴や統計値を用いた新たな合成データ生成技術が用いられている。数十種類の加工技法から選択でき、レコードを抽出するフィルタ機能や加工済みデータの匿名性と有用性のグラフ表示、個人情報を削除するマスキングツールなども搭載する。なお、価格はスタンダート版(GUI)が60万円(年/税別)、スタンダード版に自動実行やデータ連携機能が加わるエンタープライズ版が180万円(年/税別)となる。