凸版印刷とメトロエンジンは10月25日、複数のフードデリバリーサービスに掲載しているメニューや注文状況を一元管理できる飲食店向けサービス「デリくる」を共同開発したと発表した。

  • 飲食店向けサービス「デリくる」 サービス概要

デリくるは「Uber Eats」や「出前館」などの複数のフードデリバリーサービスから入ってきた注文を一覧で表示する。1つのタブレットだけで料理の注文状況を管理することが可能。また商品の在庫切れや売り切れの際もデリくる上から販売停止の操作をすることで、複数のフードデリバリーサービスへも反映できる。

さらに、メトロエンジンがホテル業界をはじめとしてさまざまな業界で培ってきたダイナミックプライシング技術を活用し、需給や繁閑に応じてフードデリバリーサービス上での価格変更が可能。また同サービスに対応したPOSシステムを使う事で注文内容の打ち直しが不要。同時に、一部のキッチンプリンターとも連携させることが可能で注文の確認漏れを予防する。

同サービスの利用料金は、初期費用が無料で、サブスクリプション型のモデルと注文量に応じた従量課金型のモデルを個別見積もりで提供する。両社は同サービスの利便性向上や機能拡充を進め、2022年度中に1,000店舗への導入を目指す方針だ。