都市型小型食品スーパー「まいばすけっと」が10月21日より、全店舗で順次、スタディストのマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を導入し、紙マニュアルの廃止へ向けた取り組みを行う。2022年2月末までにシステムを全978店舗へ導入する予定で、緊急時対応を除く紙マニュアルの廃止に向けて乗り出す。

  • 「Teachme Biz」導入イメージ(スタディスト資料より)

    「Teachme Biz」導入イメージ(スタディスト資料より)

「Teachme Biz」(公式Webサイト)

「Teachme Biz」(公式Webサイト)

導入される「Teachme Biz」は、BtoB向けのクラウドベンダー、スタディストが開発した効率的にマニュアルを作成、管理、共有するソリューション。業務プロセスをステップごとに区切り作成、撮影した動画や動画から画像を切り取り、貼り付けるなど現場ごとに異なる工程を簡単にビジュアルが豊富でわかりやすいマニュアルとしてまとめられる。検索能力も高く、QRコードでダイレクトに必要な個所にアクセス可能だ。マニュアルをタスクとして配信、閲覧状況を確認できる機能やマニュアル利用状況を分析する機能など管理機能も充実している。

「まいばすけっと」(公式Webサイト)

「まいばすけっと」(公式Webサイト)

「まいばすけっと」は、季節ごとの新鮮な食品や日常の生活用品など生活に欠かせない商品がコンパクトに並ぶ都市型小型食品スーパー、15年間で900店舗を超えるなど急拡大しているが店舗の増加により、マニュアル更新時の負担も大きくなる。2022年2月末までにシステムを全978店舗へ導入、緊急時を除き紙マニュアルを廃止し、2022年3月以降は商品部や店舗開発部、人事総務部などにも拡大する予定だ。数店舗の段階から業務手順のマニュアル化を構築し、その蓄積を重要視してきた同社だが今回の導入に関して、まいばすけっと 営業部部長 岩澤典和氏は、「Teachme Bizを導入し社内マニュアルを大幅に刷新、教育を効率化し、捻出した時間をお客さまの満足につながる従業員教育に使っていきたい」とコメントしている。マニュアルの活用度を高めることで、人やサービスのさらなる洗練を目指す。スタディストは2010年3月創業、主に企業向けクラウドサービスの開発、運営を行っており、マニュアル作成・共有クラウド「Teachme Biz」他、販促実行管理・支援クラウド「Hansoku Cloud」などを提供している。