ソフトバンクロボティクスは10月18日、配膳・運搬ロボット「Keenbot(キーンボット)」(Keenon Robotics社製)の日本国内販売を2021年中に開始すると発表した。これにより、労働人口減少状況下での従業員確保やコロナ禍における非接触接客のニーズに対応する。
同社は2021年2月から配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」(ソフトバンクロボティクス製)を提供しており、すでに約200のブランドに導入されている。
今回発表した「Keenbot」は、2021年9月に開催されたソフトバンクの法人向けイベント「SoftBank World 2021」の基調講演でソフトバンクグループ代表の孫正義氏が、AI(人工知能)で自ら学習し、柔軟かつ臨機応変に動くスマートロボット(略してスマボ)の1つとして紹介したもの。
「Keenbot」は、AIの自動認識機能により混雑の中でも人を認識してぶつかる前に停止することが可能。胴体に4枚のトレーを収納しているため、人よりも多くの料理を一度に運べるといったメリットもあり、サブスクリプション料は数万円程度。同社は「Keenbot」の詳細は後日あらためて紹介するとしている。
なお、ソフトバンクロボティクスが運営するロボットカフェ「Pepper PARLOR(ペッパーパーラー)」は2021年10月19日から「Keenbot」を導入する。