Microsoftは10月15日(米国時間)、Windows Insider Blogの記事「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22478|Windows Insider Blog」において、「Windows 11 Insider Preview Build 22478.1012(KB5007328)」をWindows InsiderプログラムのDevチャネル向けにリリースしたとアナウンスした。
Build 22478.1012は同14日にリリースされたBuild 22478に対する累積アップデートにあたるもので、特に新しい機能は含まれておらず、新しいアップデートプロセスをテストするように設計されているという。
Microsoftは現在、Windows Updateを通じたアップデート体験の改善に取り組んでいる。Build 22478を使用してDevチャネルでテストが開始されたのは、「Update Stack Package」と呼ばれる新しいアップデートプロセスである。これは、新しいビルドが公開された場合などに、OSのメジャーアップデート以外の方法でのアップデートを改善するためのプロセスになる。
Microsoftによれば、Update Stack Packagesは失敗したアップデートのインストールを排除することで、プロセス全体の中断を減らしてスムーズなアップデートを実現するのに役立つという。ただし、この新しいUpdate Stack Packagesが既存のサービススタックアップデートにどのように適合するかについては、まだ詳しい説明は行われていない。
現時点では、Update Stack PackagweはOSとは独立したアップデート関連のシステムファイルの小さなセットに適用されるという。この新しいプロセスをWindows Insiderプログラムでテストした上で、将来的にはより広い範囲のリリースに拡大していくとのことだ。
Windows InsiderプログラムのDevチャネルに登録しているユーザーであれば、Windows Updateを通じてUpdate Stack Packagesを入手することができる。