オムロン ソーシアルソリューションズは10月18日、ホテル業界向けに、従業員が遠隔から宿泊者のチェックイン作業を支援する「遠隔フロントシステム」の提供を開始すると発表した。
同社が開発したセルフチェックイン機「スマーレ」を活用し、双方向のビデオ通話により、フロントから離れた場所にいる従業員が宿泊者のチェックイン手続きを支援する。「非接触・非対面」の接客要望を実現し、負担の大きい深夜帯を中心とした業務の集約・効率化につなげる。
ファーストユーザーとして、アパホテルが10月より同システムを導入する。ホテル向けの遠隔フロントシステムは、2018年の旅館業法改正以降、民泊や小規模ホテルで一部導入が始まっている。同社によると、チェーン展開されている大手ホテル事業者で本格活用するのはアパホテルが初とのことだ。