味の素は10月14日、ロボット事業などを手掛けるスタートアップ企業のTechMagic(テックマジック)と協業を開始すると発表した。テックマジックのAI(人工知能)技術や自動調理を用いた効率的な調理インフラのテクノロジーと、味の素の「おいしさ設計技術」を活用したソリューションを組み合わせ、食品ロスの削減につなげる。

テックマジックは2018年2月創業のスタートアップで、調理ロボット事業と業務自動化AIロボット事業を展開し、34人の従業員を抱える。資本金は11億2600万円。

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両社はまず、中華料理をはじめとした炒めメニューが提供可能な調理ロボットの共同開発から取り組む。将来的にはAIを活用したパーソナライズ化により、調理ロボットが嗜好性と栄養面から一人ひとりに合った食事の提供を実現させる。生活者のニーズに応え、食材を無駄なく効率的に活用する。