Microsoftは10月12日、「October 12, 2021 - KB5006674 (OS Build 22000.258)」において、Windows 11向けの累積更新プログラム「KB5006674」について伝えた。KB5006674では脆弱性が修正されているほか、複数の問題が修正されている。
MicrosoftはKB5006674において、Intelの提供する「Killer」および「SmartByte」ネットワークソフトウェアと、Windows 11のオリジナル機能との間に発生していた問題を修正したと説明している。この問題は特定の条件下でUDPパケットがドロップするというもので、UDPベースのプロトコルのパフォーマンスやそのほかの問題が発生していた。例えば、一部のWebサイトの表示が遅くなっていたほか、特定の解像度の動画ストリーミングのスローダウンや、UDPベースVPNソリューションの低速化なども懸念されている。
「KB5006674」は2021年10月のWindows Updateで配信されており、Windows Updateを適用済みならば修正が実施されている。修正後のWindows 11 OSビルド番号は「22000.258」になっている。脆弱性の修正も含まれていることから、迅速に適用することが望まれる。