韓国産業通商資源部(日本の経済産業省に相当)は10月12日、通商交渉本部長であるYeo Han-goo氏らがベルギーのimecを訪問し、韓国政府が掲げる半導体の国家戦略である「K-半導体戦略」の実現とグローバル半導体サプライチェーンの構築に向けた協力要請を行い、imecと韓国系半導体企業が今後、密接に協力し合っていくことで合意したと発表した。
すでにSamsung ElectronicsおよびSK Hynixは、imecの先端半導体プロセスおよび次世代EUVリソグラフィ開発協業メンバーとして多数の技術者をimecに派遣して、2nm以下のロジックプロセス開発などを進めているという。
韓国、EUにも相互技術協力の拡大を要請
また、韓国政府は10月8日にベルギーにて開催された「Korea-EU Trade Policy Forum」にて、Yeo Han-go通商交渉本部長がEU関係者や地元の専門家に半導体サプライチェーンや相互技術協力、DXなどの構想を説明するとともに、意見交換を行ったことも明らかにしている。
さらに、EUのThierry Breton EU域内市場担当執行委員らとの会談を行い、両者の協力拡大を要請したともしており、欧州関係者と全方位で協力拡大関係を構築できたとしている。