Googleは10月12日(米国時間)、「Announcing Google Distributed Cloud Edge and Hosted|Google Cloud Blog」において、新しいクラウドサービス「Google Distributed Cloud」を発表した。
新サービスは、Google Cloud のインフラをエッジやデータセンターにまで拡張する、フルマネージド型のハードウェアとソフトウェアで構成されるソリューション ポートフォリオで、リアルタイム性が求められる現場や機密性と法令遵守の観点からプライベートクラウドが必要とされる業界に対して包括的なクラウドサービスを提供する。
現在、世界的にさまざまな業界がクラウドへのシフトを進めている。しかし、法令遵守や業界特有の慣例、データ主権の必要性、高いリアルタイム性が求められる現場、ほかのソフトウェアの近くで実行する必要性などから、クラウドへの移行が進められない業界や企業も多い。Googleが提供する「Google Distributed Cloud」はこうしたニーズに応えるもの。
ラインアップとして、データが生成・活用される場所の近くで Google Cloud のインフラストラクチャとサービスの運用を実現する「Google Distributed Cloud Edge」、オンプレミスのデプロイメントを安全かつ確実に近代化する方法を提供する「Google Distributed Cloud Hosted」がある。「Google Distributed Cloud Hosted」は、2022年前半にプレビューで利用できるようになる予定。