ソフトバンクロボティクスは10月11日、SOMPOケアが運営する介護施設6カ所において、人型ロボット「Pepper」の活用トライアルを開始すると発表した。介護施設向けアプリケーションを搭載した「Pepper」を、介護付きホーム4施設とサービス付き高齢者向け住宅2施設へ導入し、介護施設における「Pepper」の有用性を検証する。

  • 介護施設向けアプリケーションを搭載した「Pepper」

具体的には「Pepper」1台で、体操やカラオケなどのレクリエーションを行ったり、顔認証から個人を判別し、個々人に合った言語系や上肢を動かすリハビリの実施を行う。利用者自身で取り組みやすい課題内容と画面設計により、リハビリへの自主性を育てるとしている。

ソフトバンクロボティクスは、介護施設における活用の時間帯や利用時間の長さ、参加人数、介護職員との連携方法などを最適化し、入居者のQOL(生活の質)向上に資するテクノロジー活用モデル構築を目指す。

また、同トライアルで得た「Pepper」の活用に関する有用性検証結果と活用事例については、他の介護事業者へ展開する予定とのことだ。