メルカリグループのソウゾウは10月7日、スマートフォンがあれば誰でもネットショップを開設できるEコマースプラットフォーム「メルカリShops(メルカリショップス)」の本格提供を開始すると発表した。

同プラットフォームの利用により、個人・法人を含むすべての事業者が「メルカリ」上で出店が可能となるほか、メルカリ独自の配送サービス「らくらくメルカリ便」にも対応し、販売可能な商品の幅も拡大するなど、サービス面でもアップデートを行う。さらに、10月7日より12月31日までの期間中、「メルカリShops」のすべての出店者の方を対象に販売手数料を無料とする。

  • 「メルカリShops(メルカリショップス)」の本格提供が開始

「メルカリShops」は7月28日より、先行出店の申し込みを行った事業者に限定した形で試験提供を開始し、以降、農家・漁師、まちの飲食店、地方特産品、ハンドメイド、アパレル、雑貨など、さまざまなクリエイター・生産者・小規模事業者が出店・販売を開始した。

出店者からは「出店・販売がメルカリの延長で簡単だった」「直接お客さまからの反響、感想があって嬉しかった」と反響があったという。また、試験提供期間中に先行出店に申し込みをした事業者の57%がEC初出店であり、EC初出店で1カ月に1000万円以上売り上げた事業者もいるとのことだ。

同社は今後、送り状の一括発行やクール便での発送対応など、事業者向けの「メルカリ便」サービスの拡充や、お店のカスタムWebページの作成、PCによる出品管理など、さまざまな機能を順次追加する予定だ。