全日本空輸(ANA)は10月6日、現行の法人向け国内線出張システム「ANA@desk」の機能を刷新し、ジェーシービー(JCB)と共同開発した企業間決済サービスを利用する「ANA Biz」の提供を2022年3月16日より開始すると発表した。
「ANA@desk」で帳票出力可能な予約、搭乗の実績に加え、「ANA Biz」では精算実績についても帳票出力が可能となり、企業の管理者は予約から精算までの出張情報の一元管理ができるようになったほか、個人事業主もサービスの対象となった。
航空券の精算については、JCBの企業間決済サービスを利用し、出張者本人による立替払いが不要となった。同サービスはカードを発行せずシステム連携するカードレス方式で、航空券購入の際にカード番号を都度入力せずに決済することが可能。
また、航空券を発券した日に応じて1カ月単位で企業一括精算を行うことができ、ANAウェブサイトにおいて予約・発券から精算までを完結することが可能。
なお、「ANA Biz」の開始に伴い、現行の国内線出張サービス「ANA@desk」は2023年3月搭乗分までの取扱いとし、ログインおよび帳票等の確認サービスは2023年11月末で終了する予定だ。