両備システムズは10月5日、同社の認証セキュリティソリューション「ARCACLAVIS」(アルカクラヴィス)シリーズに多要素認証とマスク着用時の顔認証に対応したラインナップ「ARCACLAVIS Aile」(アルカクラヴィス エール)をリリースした。クライアントOSはWindows 10 Pro/Enterprise/Education(x64)、サーバーOSにはWindows Server 2016 Standard/Datacenter、Windows Server 2019 Standard/Datacenter(x64)が対応する。
新製品「ARCACLAVIS Aile」は、多要素認証機能を強化。パスワード認証だけでなく"顔認証+パスワード"、"ICカード+パスワード"など多様な組み合わせに対応、顔認証機能も独自開発のエンジン「RS OLFACE」によるマスク着用時の顔認証を実現している。ICカード認証では、導入済みのFeliCaカードをそのまま利用することも可能で、共有端末を利用する環境では、ICカード認証と顔認証を切替えて利用でき、同社では具体例として職員はICカード、臨時職員は顔認証などの運用方法を掲げている。
また、今回の新製品に合わせて開発環境を刷新、サーバー、クライアントともに、拡張性を持ったアーキテクチャを導入、今後の機能強化や顧客の要望に応じた新たな生体認証の増強など柔軟なサービス提供に対応している。同社の「ARCACLAVIS」シリーズは、1998年の販売開始以来、官公庁、自治体、金融、生保など多く採用されており、同社によれば120万ライセンスの導入実績を持つ。ラインナップには多要素認証、シングルサインオン、暗号化機能を提供する「ARCACLAVIS Ways」、サーバー不用のICカード認証「ARCACLAVIS LOCKey」などがある。