NEC、店舗のDX化支援を可能とする店舗機器向け小型コントローラを発売

NECプラットフォームズは10月5日、流通や外食業といった店舗のDX化を支援する店舗向け小型コントローラ「TWINPOS(ツインポス) Bx」を発売した。

同製品は、店舗内のPOSをはじめとする各種ICT機器の一元的な制御の実現に向け、A4サイズの約70％(150mm×270mm)という小型筐体に、USB×8、COM×2(Powered対応可)、USB Type-C ディスプレイポート×1、キャッシュドロワポート×1といったインタフェースを搭載しているほか、最大2分間の電源供給が可能なUPSバッテリも搭載。オプションとして、15型タッチパネルやキャッシュドロワ、バーコードハンドスキャナ、レシートプリンタ、カスタマディスプレイ、自動釣銭機などを接続することも可能となっている。

また、OSとして、「Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2019」を標準搭載。Windows 10 IoTプラットフォームで開発されたアプリケーション資産を有効活用することが可能となっている。

なお、同社では今後、店内カメラを活用してPOSレジ操作を映像記録するジャーナル連携カメラシステムや画像認識による商品登録システム、配膳ロボットによる店内作業の自動化システムなど店舗DXを支援するソリューションに加え、NECグループの流通業向けPOSシステム「NeoSarf/POS」や外食業向けPOS・オーダーエントリーシステム「FoodFrontia」など、業態に合わせたアプリケーションにも順次対応していく予定としている。

出荷は11月1日からを予定しており、希望小売価格は45万6000円からで、同社では発売5年間で累計3万台の販売を目指すとしている。