日本IBMは10月5日、NECがアプリケーション・パフォーマンス監視および可観測性を向上するソリューションとして9月27日から「IBM Observability by Instana APM」の提供を開始し、NECのハイブリッドクラウド管理ソリューションの拡充を支援していくと発表した。
NECは自社製品として、統合運用管理ソフトウェア「WebSAM」を提供しているが、IBM Observability by Instana APMの提供により、ハイブリッドクラウド環境において、アプリケーションの稼働状況の監視・管理の強化を実現することになる。
IBMは2020年11月にInstanaの買収を発表、AIを実装しているIT運用管理製品群「IBM Cloud Pak for Watson AIOps」にInstanaが提供する機能を組み入れている。
日本IBMは、IBM Observability by Instana APMをNECに提供することで、アプリケーションの可観測性向上を実現し、パブリッククラウドからプライベートクラウド、オンプレミスまで、多様な環境で稼働するクラウドネイティブ・アプリケーションなどのパフォーマンス管理の強化を支援していく。