インテックは10月4日、アマゾン ウェブ サービス(AWS)の環境構築から運用・監視までを行う「マネージドクラウドサービス on AWS」の提供を発表した。

同サービスは、同社独自の構築・運用・監視サービス、AIを活用した異常検知・障害予測機能を持つ監視ツールなどをAWSに付加したマネージド型クラウドサービスだ。AWSの認定資格を持つ技術者が、ユーザーに最適な環境を提案し、構築から運用・監視までをワンストップで提供する。

  • 「マネージドクラウドサービス on AWS」のサービスイメージ

構築サービスでは、個別ヒアリングをもとに最適なAWS環境を設計し、AWSアカウントの用意からAWSインフラの設定、インスタンスの作成まで、AWSを利用するために必要な構築を行う。なお、定期的な起動/停止設定やリソースの定期バックアップ設定、AWSに保存するデータの暗号化設定やファイアウォール機能などのセキュリティ設定は標準サービスとして実施する。

運用サービスでは、リソースの起動停止や設定変更、リストア、AWSへの問い合わせまで、AWSの運用に必要な操作を代行する。このほか、24時間365日の問い合わせ受付窓口を用意し、ガバナンスやセキュリティログの記録する。

監視サービスでは、監視ツールのダッシュボードより利用中のクラウドの状況を随時確認できる。ダッシュボードでは、クラウドサービスから収集したメトリクスを可視化して表示し、異常を検知した場合はユーザーにメールで通知する。また、1カ月分の各種メトリクスやアラート情報をもとに、システムの稼働状況や問題点を月次レポートで提供。それらを分析した改善提案も実施する。

監視サービスにはオプションでログ監視機能が付けられる。同機能で監視対象のアプリケーション、ホスト、コンテナ、サービスから収集したログを調査・分析し、トラブルシューティングやデータ調査のために使用できる。

同社はAWSでのシステム移行や開発、運用・監視、契約代行に加え、今後はデータ分析やIoT、機械学習など、市場変化への柔軟な対応やDXを支援するサービスを展開していく予定だ。