オリックス生命保険は、PKSHA(パークシャ) Technologyのグループ企業、BEDORE社のAI音声対話エンジンを導入し自動音声応答で住所変更を受け付けるサービスを開始した。同社によれば、今回のサービス導入は業界で初めての試みになるという。

  • AI音声対話エンジンを導入イメージ(同社資料より)

    AI音声対話エンジンを導入イメージ(同社資料より)

「BEDORE Voice Conversation」(公式Webサイト)

「BEDORE Voice Conversation」(公式Webサイト)

1日から開始した自動音声による住所変更受付は、電話での音声ガイダンスに従って"契約者名"、"生年月日"、"証券番号"、"新住所・電話番号"を回答することでAIが発言内容を認識し受付を完了させる。導入されたAI搭載の自動音声応答システムは、BEDORE社の「BEDORE(べドア) Voice Conversation」。深層学習と日本語固有の自然言語処理技術を組み合わせたアルゴリズムを音声対話に活用している。同社によれば、導入により年間約6万件ある住所変更手続きの手間が大幅に削減でき、顧客にとっても混雑時でも待ち時間なしで変更手続きを行えるようになるメリットがあるという。同社ではサービス導入後も引き続き電話での対応、ウェブサイトや書面での変更も受け付けるという。