味の素は10月1日、川崎事業所内の川崎工場にスープ類の製造・包装の一貫生産を行う新工場を竣工したと発表した。新工場は延床面積が3万1070平方メートル、鉄骨構造6階建。投資金額は約200億円。2021年4月の包装工程の稼働に続き、10月より全包装ラインにて製造・包装の一貫生産を実現する。
新工場は、ICT・自動化先端技術の導入により、2022年度中に労働生産性を現行の約2倍に高めており、同社は世界トップレベルの生産を目指す。また、品種切り替え性に優れたプロセスを設計しフレキシブルな生産を実現するとしている。
さらに最先端の省エネ技術などを導入にし環境負荷を低減につなげる。加えて、体験型コンテンツなどを通じた見学コースの充実を図り、直接コミュニケーションの強化につなげる方針だ。