TISは9月28日、自律型データベース「Oracle Autonomous Database」への移行に伴うコンサルティングから運用保守までをサポートする「Oracle Autonomous Databaseマイグレーションサービス」の提供を発表した。
同サービスは、オンプレミスのデータベース「Oracle Database」をOracle Cloud Infrastructure(OCI)上のAutonomous Databaseに移行することを前提に、コンサルティングを行い、サーバなども含めたシステムをクラウドへ移行し、運用保守までワンストップで提供する。
具体的には、Autonomous Databaseの導入・移行に向けた検討課題に対するアセスメントとPoCを提供する「コンサルティングサービス」、実際の導入、移行までを提供する「導入・移行サービス」、Autonomous Databaseを含むクラウドの統合監視や24時間365日の運用支援を提供する「統合運用管理サービス」の3つのサービスで構成される。
「コンサルティングサービス」は「アセスメント」と「PoC」の2つのメニューから構成されている。「アセスメント」は「Autonomous Database 導入Fit&Gap」「移行方針/ロードマップ策定」「Tobeシステム構成定義」「コスト試算/効果算定」の4つの行程により、Autonomous Databaseの導入移行の計画策定を支援する。料金は、アセスメントサービスが400万円から(2カ月から)、PoCサービスが300万円から(2カ月から)。
「導入・移行サービス」では、TISのテンプレートを活用して効率よく、Autonomous Databaseの構築・テスト、運用設計、移行までを行う。料金は個別見積もり。
「統合運用管理サービス」では、「統合監視サービス」と「運用保守サービス」によって、継続的な保守運用と改善提案を行う。「統合監視サービス」では、「DBaaS監視(Autonomous Database監視)」「IaaS/サーバ監視」「OCI利用料監視」を行う。「運用保守サービス」では、「24/365オペレーターサービス」「保守サービス(QA対応、障害復旧支援、DB診断、月次稼働報告・改善提案など)」「OCI/Oracle製品販売・保守サポート」を提供する。料金は、統合監視サービスが月額19万円から(別途初期費が必要)、運用保守サービスは個別見積もり。
今後、OCI向けの導入・移行支援サービスにおいて、DBaaS対応範囲の拡大とともに、Visual Builder StudioやOracle WebLogic ServerをKubernetesなどのコンテナサービスと組み合わせた、アプリケーション実行基盤の導入・移行から運用までも支援するサービスを順次リリースしていく予定だ。