リコーは9月28日、屋内の温度・湿度・照度・気圧といった環境情報を電池交換不要・配線不要で取得できる環境センシングデバイスの新製品として「RICOH EH 環境センサーD201/D202」を発表した。
2製品ともに、2020年10月に発売した「RICOH EH 環境センサーD101」の後継製品で、発電量を20%向上させた固体型色素増感太陽電池モジュール「RICOH EH DSSCシリーズ」を搭載。高効率発電が可能なため、工場・倉庫などの比較的暗い場所でも使用が可能とのことだ。
また、-30℃~+60℃の温度領域での動作を想定しているため冷凍環境や高温・高湿度環境でも使用が可能なほか、RICOH EH 環境センサーD202には防水・防塵機能を搭載しているという。
同製品で取得したデータは、BluetoothやWi-Fiを利用して収集され、パソコンやスマートデバイスでのリアルタイム監視、データの自動保存、アラート設定が可能。食品加工業や製造業の製造現場、小売業の店頭などで、人手を介さずに温湿度の記録といった環境情報の測定ができるとしている。
なお、同製品は10月中旬から発売を行う予定だという。