東陽テクニカは9月27日、ADAS(先進運転支援システム)/自動運転システム向けLiDARの開発・製造を行うXenomatiX製の路面性状解析クラウドサービス 「RoadViewer」の提供を開始した。
「RoadViewer」は、東陽テクニカが販売している路面形状計測システム「XenoTrack」で測定した路面データを、専用のソフトウェアを使わずにWebブラウザ上で閲覧・解析できるクラウドサービス。「XenoTrack」は、2018 年に東陽テクニカが販売開始した、LiDAR を用いて路面形状を計測するシステムで、3,000 本のレーザーを同時に高速で照射しながら三角測量するという特許技術 により路面の凹凸を線ではなく面としてとらえ、高さ方向 2mm 以下という高精度計測を実現するという。
ブラウザの画面上で地図や実映像と同期した路面の凹凸マップやプロファイル、路面性状の評価項目(IRI=国際ラフネス指数、轍掘れ、平坦性など)を確認できるという。
XenoTrackとの併用により、計測からリアルタイムでの再生、後解析まで可能だという。また、XenomatiXの解析アルゴリズムだけでなく、顧客独自のアルゴリズムを実装することも可能だということだ。