デジタルガレージは9月27日、不動産売買仲介のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を支援する電子契約一元管理サービス「Musubell for 仲介」を開発したと発表した。同社が提供している「Musubell(ムスベル)」は、2020年7月に新築分譲マンション市場を対象に電子契約サービスを開始している。
「Musubell for 仲介」は、「Musubell」を不動産会社の業務に特化して開発され、野村不動産ソリューションズが同サービスを導入する予定だ。
「Musubell for 仲介」は、不動産売買仲介契約の電子化および契約から取引完了までのステータスをオンラインで一元管理、また、2要素認証の対応を実現する。販売担当者ごとの管理画面を構成し、契約業務全体の把握、スケジュール管理、電子契約のための社内承認機能、契約の進歩管理などの機能が備わっている。
なお、電子契約を行う機能は、弁護士ドットコムの「クラウドサイン」を活用しており、「Musubell for 仲介」の販売は、デジタルガレージグループのDG コミュニケーションズが担当する。デジタルガレージは今後、不動産契約や管理の利便性向上に向け、さまざまなサービスとのAPI連携に加え、書類作成業務の効率化や取引関係者間の不動産領域のDX化を実現するサービスを拡充する方針だ。