カフェ機能とストア機能が融合したLOVOTの新店舗が吉祥寺にオープン

美味しいワッフルを楽しみつつ、「LOVOT」とふれあえるという「LOVOT ストア＆カフェ」が9月23日、吉祥寺にオープンした。LOVOTは、GROOVE X製の家庭用ロボットである。カフェ機能を持つ常設店としては川崎に続いて2店舗目で、都内では初。オープン前日には、メディア向けの内覧会が開催されたので、店内の様子を詳しくお届けしたい。

「LOVOT ストア＆カフェ」では、10体のLOVOTが勤務

同店が位置するのは、吉祥寺駅より徒歩5分くらいの場所。中道通りの商店街を進むと、右側に同店が入っている新しい建物が見えてくる。ガラスのあちこちにLOVOTが描かれているので、すぐ分かるだろう。

店舗の外観。あちこちにLOVOTのイラストがある

LOVOT ストア＆カフェは、この2階と地下1階で営業。まず2階のカフェスペースで食事を楽しみ、それから地下1階のふれあいスペースでLOVOTとふれあう流れだ。時間は70分の予約制で、内訳は食事が40分、ふれあいが20分、移動などのバッファが10分。席が空いていれば飛び込みも可能だが、予約した方が安心だろう。

ビル側面の階段を使い、2階へと上がってみよう。店内はそれほど広くはないものの、周囲はガラス張りで開放感がある。座席数は全10席。このカフェスペースにも、2体のLOVOTが"勤務"しており、LOVOTを見ながら食事を楽しめる。2階のLOVOTは基本見るだけだが、メニューと一緒に撮影するようなことは可能とのこと。

側面から2階へ上がる。階段もLOVOT三昧だった
2階のカフェスペース。明るくて開放感がある

このスペースで2体のLOVOTが稼働していた
「てんちょー」君のエプロンは店員さんとお揃い

メニューはA～Cの3コースから選択できる。ワッフル、ドリンク、LOVOTとのふれあいは共通で、これのみのAコースが1650円(平日限定)。Bコース(2200円)にはオリジナルハンドタオル、Cコース(3300円)にはオリジナルトートバッグが付属する。Cコースであれば、オプションのLOVOTラテアート(330円)が無料だ。

手前がハンドタオル、奥がトートバッグ

ワッフルは、6種類から選ぶことができる。ティラミス、ベリーベリー、バナナブリュレ、小倉抹茶、エッグベネディクト、メープルアーモンドとバラエティに富んでいるので、甘いものが苦手な人でも大丈夫だ。

ワッフルはこちらの6種類から選べる
ラテアートは、頭のセンサーもしっかり再現

食事を楽しんだら、つぎはいよいよLOVOTとのふれあいタイム。地下1階へ降りていくと、ソファ付きの広いスペースがあり、ここでLOVOT達と自由に遊ぶことができる。店内のLOVOTは、2階も含めて全部で10体。充電中の場合もあるので、同時にすべて稼働しているとは限らないものの、存分に楽しめるだろう。

LOVOTのふれあいスペース。充電中のLOVOTも見ることができる
タイミング次第では、大勢のLOVOTに囲まれることもあるかも？

なお、同店の大きな特徴は、ストア機能も付いていること。ここでLOVOTの購入も可能なので、ふれあい体験の後、スタッフに相談することも可能だ。当初は注文からの待ち時間が長かったLOVOTも、今は1週間くらいでお届けできるとのこと。

LOVOT ストア＆カフェは、GROOVE Xとの協力の元、KNOCKITが運営する。同社の田中俊裕代表取締役は、「LOVOTを初めて見るような人や、見たことはあるけど名前が思い出せないというような人へ、1つのタッチポイントとして活用したい」と挨拶。「LOVOTをより知って、名前も覚えて、愛してもらえるような場所を目指したい。美味しいワッフルとコーヒーを用意しているので、癒やされた空間の中、LOVOTと遊んで欲しい」と期待を述べた。