メルカリは9月24日、丸井との業務提携の一環として、新たにフリマアプリ「メルカリ」と丸井が展開するECサイト「マルイウェブチャネル」のデータ連携を発表した。

  • 両社はデータ連携で「一時流通と二次流通の融合」を目指す

これまで両社は、マルイの一部店舗での「メルペイ」決済導入や、「メルカリ」を“体験しながら学べる”リアル店舗「メルカリステーション」の全国11店舗展開などの連携施策を実施してきた。

今回の施策では、メルカリステーションの多店舗展開によって活性化した「一時流通と二次流通の融合」という、オンライン・オフラインの垣根を越えた顧客体験を向上させるべく、丸井が運営するECサイト「マルイウェブチャネル」への「メルペイネット決済」導入と、同ECサイト上で購入した商品の「メルカリ」の「持ち物リスト」機能への連携を行う。

  • 「持ち物リスト」機能のイメージ

持ち物リストは、メルペイネット決済を利用して、提携するECサイトで購入した商品の資産価値を可視化し、購入履歴を元にメルカリに出品できる機能だ。

データ連携によって、マルイウェブチャネルでメルペイネット決済を使用して商品を購入。一定の期間使用した後には、マルイウェブチャネル内から持ち物リストでメルカリに出品できるうえ、新たに商品を購入できる、というシームレスな売買サイクルを生み出して、顧客の利便性を向上させるねらいだ。また、オンライン上での相互送客による両社のシナジー最大化も目指す。