Windows 7のサポートは2020年1月14日に終了している。以降、Windows 7のシェアは下落の傾向を続けているが、それでもなおWindows全体のシェアの16%近くがWindows 7で占められている(参考「Desktop Windows Version Market Share Worldwide | Statcounter Global Stats」)。
Microsoftは、Windows 7を使い続ける必要がある顧客に対し、「Windows 7 Extended Security Updates (Windows 7 ESU)」という有償の拡張セキュリティアップデートサービスを提供している。このサービスは、深刻度が緊急(Critical)および重要(Important)に分類される脆弱性のセキュリティアップデートを提供するというもので、サポートが終了した2020年1月14日以降、3年間にわたってサービスが提供される。
Windows 7 ESUは1年ごとの提供であり、次の3つが提供されている。
- Windows 7 Extended Security Updates 2020
- Windows 7 Extended Security Updates 2021
- Windows 7 Extended Security Updates 2022
有償のESUを用いてWindows 7を継続して使用している場合は注意が必要だ。Windows 7 Extended Security Updates 2022が提供されるのは2023年1月10日までであり、あと1年4カ月間でサポートが終了する。Windows 7を使い続けているなら、拡張セキュリティアップデートの提供が終了する前にWindows 10などセキュリティアップデートが提供されているプロダクトへ移行することが推奨される。