三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、QUADRAC、小田原機器らは9月17日、横浜市交通局および横浜銀行との共同実験として、「Visaのタッチ決済」を利用した運賃収受の実証実験を横浜市の市営バスの一部路線で開始すると発表した。
同実験は、Visaのタッチ決済を利用できる機器をバス車内に設置し、乗客が持つタッチ決済に対応したカードを使用して、バス運賃を収受する取り組みだ。従来の交通系ICカードに加えて、非接触決済手段としてバス利用時の支払いの選択肢を提供することで、安心と利便性の向上を目指すという。
実証実験は、2021年10月1日から2022年9月30日までを予定している。10月1日に新設される、109系統にリムジン型車両による特急便を首都高速道路を経由するルートで座席定員制とすることで、速達性と快適性の向上を目指す。109系統はSuicaやPASMOなどの交通系ICカード、市営バス定期券などに加えて、Visaのタッチ決済が利用可能となる。なお、バス車内での現金の利用が不可とのことだ。