Unistellarは9月14日、2021年7月に発表したニコンとのデジタル天体望遠鏡の共同開発契約に基づき開発された、一般ユーザー向け高性能デジタル望遠鏡「eVscope 2」を発表した。

  • eVscope 2

    「eVscope 2」の外観

同製品では、ニコンの光学技術によって開発された電子接眼レンズをアイピースに採用することで、鮮明でクリアな視界を実現したという。また、Unistellarのエンハンスト・ビジョン技術と組み合わせることで、より快適な観測と目の疲れの緩和を実現したともしており、その結果、豊かなコントラスト、完璧なブラックの画像、比類のない深宇宙の眺めなど、魅惑的で没入感のある観測が可能になったと同社では説明している。

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    「eVscope 2」を用いた観測イメージ

また、より高解像度で鮮明な画像を提供する新しい光センサ(ソニー製IMX 347)と、新開発の超解像技術を採用することで、770万画素(3200×2400ピクセル)の高解像度とを達成し、細部まで鮮明な画像とズーム性を確保したとのことで、これにより、より広い視野(34分×47分)で、壮大なオリオン座星雲などの巨大な宇宙の天体を楽しむことができるようになったともしている。

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    「eVscope 2」の概要

なお、現在UnistellarのWebサイトにて先行予約を受け付けを開始しており、同Webサイトでの販売価格は52万9800円となっている(11月以降の配達を予定)ほか、10月からはニコンの公式オンラインショップ「ニコンダイレクト」でも予約を受け付ける予定だという。