米シスコは、2040年までにすべてのスコープ(範囲)における温室効果ガス(GHG)実質排出量ゼロの達成を目指すことを発表した。
同社はネットゼロ目標の達成をサポートするために、2025年までにスコープ1とスコープ2の全体的な排出量でのネットゼロ達成を含めて、短期目標も設定。
その他の短期目標は、販売した製品の使用やサプライチェーンからの排出など、シスコにとって重要なスコープ3のカテゴリーを対象としており、2021年中に確定して発表する予定だという。
シスコ、チーフ ピープル ポリシー パーパス オフィサー、フラン・カソーダス(Fran Katsoudas)氏は、「この数週間に起きた気象災害による壊滅的な影響を見ても、今や、気候変動対策は一刻を争う事態であることは明らかです。シスコはグローバルなテクノロジーリーダー企業として、持続可能なビジネスプラクティスの基準を設定します。また、お客様やパートナー、サプライヤーの環境への影響を軽減するための取り組みも支援していく必要があります」と述べている。