米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT: United States Computer Emergency Readiness Team)は9月9日(現地時間)、「Citrix Releases Security Updates for Hypervisor|CISA」において、シトリックスシステムズがHypervisorの複数の脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースしたと伝えた。これらの脆弱性を悪用されると、攻撃者によって対象システムのゲストVMで特権コードが実行され、ホストが危険にさらされたり、クラッシュさせられたりする危険性があるという。
セキュリティアップデートに関する情報は次のページにまとめられている。
このアップデートでは、CVEベースで以下の5件の脆弱性が修正されている。
- CVE-2021-28694
- CVE-2021-28697
- CVE-2021-28698
- CVE-2021-28699
- CVE-2021-28701
シトリックスによると、CVE-2021-28699を除く4件の脆弱性については、現在サポートされているすべてのバージョンのCitrix Hypervisorが影響を受けるという。CVE-2021-28699は、Citrix Hypervisor 8.2 LTSRのみが対象バージョンとなっている。
同社では、これらの脆弱性に対処した以下のホットフィクスをリリースしており、パッチのスケジュールが許す限りこれらの修正プログラムをインストールすることを勧めている
- CitrixHypervisor 8.2 LTSR
- Citrix Hypervisor 7.1 LTSR CU2