日本郵便と佐川急便は9月10日、物流サービスの共創に向けた協業に関して基本合意したと発表した。小型宅配便荷物の輸送、国際荷物輸送、クール宅配便などで協業する。相互の物流サービス、輸送・集配ネットワーク、システムおよびノウハウを活用する。

2021年11月以降、日本郵便が取り扱っているポスト投函型の小型宅配便「ゆうパケット」を活用したサービスを佐川急便で取り扱う。

また同10月以降、日本郵便の世界120以上の国・地域が対象となる国際郵便サービス「EMS」を活用したサービスも佐川急便で取り扱われるようになる。2022年1月以降からは、ゆうパックの保冷品配送サービスの一部も佐川急便で取り扱うとしている。

両社は今後、ワーキングチームを組成し、利便性を高めるサービス開発、インフラの構築に向けての協議を開始するとしている。また、宅配便の共同配送や拠点間輸送で両社の荷物を積み合わせる幹線輸送の共同運行などの協業方法を検討していく方針だ。