米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT: United States Computer Emergency Readiness Team)は9月8日(米国時間)、「Mozilla Releases Security Updates for Firefox, Firefox ESR, and Thunderbird|CISA」において、FirefoxおよびThunderbirdに脆弱性が存在すると伝えた。対象の脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

  • Security Vulnerabilities fixed in Firefox 92 — Mozilla

    Security Vulnerabilities fixed in Firefox 92 — Mozilla

脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Firefox 92よりも前のバージョン
  • Firefox ESR 78.14よりも前のバージョン
  • Thunderbird 78.14よりも前のバージョン

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Firefox 92
  • Firefox ESR 78.14
  • Thunderbird 78.14

脆弱性のいくつかは深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。Firefoxはメニューから「Firefox について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってFirefoxを再起動することでバージョンアップが適用される(Thunderbirdはメニューから「Thunderbird について」を選択してアップデート可能)。