NECは9月8日、スーパーシティ・スマートシティで想定される先端的サービス提供に必要な、共通機能を備えたクラウドサービス「NEC都市OS」の発売を発表した。

同サービスは、国の公募事業への参画や国内外での取り組み、データ連携基盤に関する調査、共通APIやデータモデル策定などを通じて、同社がこれまで検討を進めてきた、スーパーシティ・スマートシティの都市OSに共通的に必要となる機能を製品化したものだ。

  • 「NEC都市OS」で提供する機能

個人同意管理に対応したパーソナルデータ利活用基盤、AIを活用したデータ分析、生体認証を活用した個人認証、ID連携管理、フルレイヤーセキュリティなどを共通機能として搭載している。

データ連携基盤は、同社が欧州で開発に参画してきたグローバルスタンダードなオープンソースソフトウェア「FIWARE」をベースとする。

同社は観光、医療福祉、防災など複数分野にわたる行政サービスの効率化を目的に、全国の自治体向けに、2021年度下期から順次提供を開始し、2025年度までに200都市への導入を目指す。