凸版印刷は9月7日、アバター技術やロボット技術を活用したサービスの開発を行う6月に設立したベンチャー企業AVITAと、2021年7月に資本業務提携契約を結んだと発表した。両社のテクノロジーを活用しデジタルツイン推進に向けた製品・サービスの共同開発を開始する。
具体的には、凸版印刷が提供する音声操作が可能な多言語AIサイネージ「BotFriends Vision」や、AVITAのロボットやバーチャルのアバターを活用し、リアル空間とバーチャル空間を行き来する新しいコミュニケーション・体験を提供するデジタルツイン事業を高度化する。
ショッピングや、ワーキング、イベント、観光、教育などの幅広い領域に、AVITAが持つ対話に関する技術や、表情豊かなCGアバターを実装。現状のチャットボット式対話から、自然言語処理による自律対話を実現させUX/UI向上を図る。
また両社は、店頭無人接客端末を使用した際の対話や操作データを、マーケティング分析や販売スキルの伝承や教育に活用し、無人接客の高度化も図る方針だ。