NRIデジタルは9月7日、企業が顧客接点で進めるOMO(Online Merges with Offline)の設計と実行を包括的に支援するサービス「OMO OnBoard」の提供を、同日から開始したことを発表した。
同サービスは、Webサイトやスマホアプリ等、顧客との「オンライン接点」で取得した情報と、リアル店舗や展示会等に設置したAIカメラ、3D距離センサー、QRチェックインなどの「オフライン接点」で取得した情報を統合し、顧客の行動に関する情報を可視化するもの。
さらに、オンライン・オフラインの行動計測に連動したリアルタイムのアクション(メールやLINEの配信、デジタルサイネージ、接客等)を企業が行うことを支援するということだ。なお、同サービスでは、個人情報の保護およびセキュリティに十分に配慮をした上で展開していくとしている。
同サービスのオフライン接点における行動計測には、3D LiDAR(TOF)センサーやAWL Padを活用し、QRコードによるチェックインと混雑可視化システムはNRIデジタルで開発したという。オンラインおよびオフラインの行動をリアルタイムに統合するにあたっては、Google Cloudを、行動計測に連動したアクションの実行はKARTEを活用しているということだ。
同サービスを利用することことで企業は、顧客接点におけるオンラインとオフラインの情報を融合させた、質の高い顧客体験を提供する仕組みの設計から実行までを1~3カ月で実現できるとしている。