楽天証券は9月7日、画像を使った二要素認証を行う「ログイン追加認証サービス」の提供を開始すると発表した。
同社が今回提供を開始する「ログイン追加認証サービス」は、 バンクガードのスーパーワンタイムパスワードという特許技術を用いており、 ログインID・パスワードを入力した後、 登録メールアドレス宛に送信される画像を追加認証することで、 ログインが可能となる仕組み。
一般的に二要素認証のパスワードは数字が使われるが、 0~9からなる10個の数字ではなく、数百種類の画像を採用することで、 偽のログイン画面で複製することなどが難しくなり、フィッシング詐欺などの防止につながる。第三者にログインID・パスワードが知られた場合でも、 同サービスを利用していれば不正アクセスのリスクが低減される。
楽天証券では、暗証番号や出金先金融機関の変更や出金時など各種手続きの際に、SMSによる二要素認証を行うほか、 パソコン向け株式トレーディングツール「MARKET SPEED II」へのログイン時に、 スマートフォンの生体認証(指紋や顔)による二要素認証を採用している。同サービスを活用し、さらに高いセキュリティ環境の実現を目指す方針だ。