米レノボは8月31日(現地時間)、気候変動の緩和、循環型経済、持続可能な素材の分野における新たな目標を発表した。
同社は、2029-2030年度までに、デスクトップとサーバで50パーセント、ノートパソコンとモトローラ製品で30パーセントのエネルギー効率化を実現するとした。
また、2025-2026年度までに、電力の90パーセントを再生可能資源から調達し、サプライチェーンで温室効果ガス排出量を100万トン削減するという目標を発表した。
2025-2026年度までに、すべてのPC製品にポストコンシューマー・リサイクル素材が使用され、プラスチック・パッケージの90%はリサイクル素材で生産されることになるという。
スマートフォンのパッケージに関しては、2025-2026年度までに使い捨てプラスチックの使用を50パーセント削減し、サイズと容積を10パーセント縮小する。 さらに、3億6,300万キログラムの使用済み製品のリサイクルと再利用を可能にし、1億3,600万キログラムのポストコンシューマー・リサイクル素材含有プラスチックを製品に使用するという。
環境目標以外でも、レノボは、2025-2026年度までに全世界で女性役員の割合を27パーセント(2020年は21パーセント)、米国では過小評価されたマイノリティの役員の割合を35パーセント(2020年は29パーセント)にするという新たな目標も設定している。