Windows 10を使っていてヘッドフォンや外部接続ディスプレイに問題を感じているのであれば、この更新プログラムを確認するとよいかもしれない。Microsoftは9月1日、「September 1, 2021 - KB5005101 (OS Builds 19041.1202, 19042.1202, and 19043.1202) Preview」において更新プログラムKB5005101の公開を伝えた。
対象となるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Windows 10, version 21H1
- Windows 10, version 20H2
- Windows 10, version 2004
KB5005101にはさまざまなバグ修正が含まれている。主な内容は次のとおり。
- Bluetoothヘッドセットが音声通話のみで動作するという問題を修正
- デバイスに特定ベンダーのオーディオドライバがある場合に、USB接続のオーディオセットが動作しない問題を修正
- 日本語の再変換をキャンセルすると誤ったふりがながふられてしまう問題を修正
- Windowsの更新プログラムをインストールした後にMicrosoft OneDriveの同期がリセットされる問題を修正
- 画像サイズの変更がちらつきなどを発生させる問題を修正
- OOBEプロセス実行中にユーザー名ボックスに単語を入力できない問題を修正
- テキストボックスをOffice 365アプリへコピー&ペーストする場合に発生する問題を修正(IMEを使っている場合、テキストボックスへテキストの挿入はできない)
- タッチ入力ジェスチャを行っている間にデバイスの動作が停止する問題を修正
- ハイバネーション後に外部接続ディスプレイに黒い画面が表示される問題を修正
- ハイダイナミックレンジモニタにおける標準ダイナミックレンジコンテンツの明るさがリセットされる問題を修正
該当する問題はKB5005101を適用することで修正できる可能性がある。ただし、この更新プログラムを適用することで発生する問題も明らかになっており、適用を行う場合は報告されている不具合情報も確認した上で判断することが推奨される。