住友不動産販売は、取引先宅建業者に一括で不動産物件情報を紹介し、一括で購入申込みを受付け、売主に報告する「ステップオークション」システムの本格導入を開始した。
「ステップオークション」は同社が開発、ビジネスモデル特許出願中の入札システム。サービスは、まず同社と取引のある全国6,000以上の宅建業社へ物件情報を一括送信。期日を区切り業者から購入申込を受付け、申込があり次第、情報を売主に報告する。価格、引き渡し時期などの条件があった場合、売買契約を締結するという流れだ。
情報は業者に一括送信されるので、取引をスピーディかつ公平に行える他、煩雑な業者との物件取引も同社の専門部署がワンストップで対応するので売主の負担も少なくなるなど利用者のメリットも大きい。同社は、すでに7月5日から首都圏の非居住の土地・戸建を対象にサービスを導入。8月1日には首都圏の土地・戸建、関西圏、地方圏での非居住の土地・戸建で導入を開始、9月2日より首都圏のマンションと関西圏、地方圏の土地・戸建で導入することで、システムを本格稼働させる。収益、事業用物件を含む全分野の全国導入は10月1日を予定している。